自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
今年は新型コロナウイルスの流行で外出を控える人が増えた一方、通販を利用して家にいながら買い物を済ませる人が増えました。とはいえ、できれば配達員とも接触しないようにしたい……。そんな要望に応え、置き配というシステムが導入され始めました。
今回は置き配を狙った窃盗事件を紹介するとともに、置き配盗難被害を防ぐ方法について説明します。
今年の5月中旬、東京都の団地で置き配指定の荷物を狙って窃盗を繰り返したとして、40代の男性が逮捕されました。犯人は4月9日の昼頃、団地の廊下に置かれたダンボール100点以上を盗んだとのこと。警察の調べに対し、男は「今の時期であれば金目のものが手に入ると思った」などと供述したようです。付近では3月頃から同様の被害が相次いでおり、犯人が他の事件にも関連しているのではないかとみて警察は捜査を進めています。
置き配の盗難が発生しているのは東京に限ったことではありません。愛知県警によると、4月に県内で発生した置き配盗難の被害件数は12件。単に荷物が届いていないだけなのか、それとも本当に盗まれたのか判断するのが難しいことも問題になっています。
新型コロナウイルスの流行により、私たちは自宅で過ごす時間が大幅に増えました。外出するにも、できるだけ人混みを避けるよう気をつけているはずです。通販で購入できるものなら、わざわざ外に行って買うことはないと考える人も増えたことでしょう。通販サイトの利用者が増えれば、必然的に置き配を利用する人も増加します。今はまだ始まったばかりの文化ですが、置き配の利用者は今後も増えていくはずです。となれば、置き配を狙った窃盗事件も今後ますます増加していくことが予想されます。今のうちに置き配対策を初めておかなければ、あなたも盗難被害に遭ってしまうかもしれません。
まず考えられる方法は、時間を指定しておくことです。配達完了後はメール等でお知らせが届きますので、この通知を受け取ったらすぐに荷物を回収することで被害に遭う確率を減らせます。
また、宅配ボックスを利用するのも一つの手です。宅配ボックスの中にはロック機能がついていたり、荷物の配達を確認できるカメラがついたりしているものもあるので、安全のためにはこうした防犯グッズを用意しておくことをおすすめします。