自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
投資をするにあたって、知識がないということは最大のリスクです。
そこで今回は最近の投資詐欺事件について紹介するとともに、典型的な投資の詐欺手法であるポンジ・スキームについて紹介します。
11月11日、群馬県警の捜査関係者への取材により、資産運用会社の経営者5人が詐欺容疑で逮捕されていたことが分かりました。犯人らは出資者から集めた約36億円の中から約9億円をギャンブルや仮想通貨につぎ込み、多額の損失を出したとのこと。警察の発表によると、犯人らはこのギャンブルや投機について「資産運用の一環だった」と供述しているようです。この資産運用会社は「FXで損をしない方法を見つけた」といって資金を集めていたようですが、警察は採算性がないものであると判断し、引き続き捜査を進めています。
ポンジ・スキームとは、今からおよそ100年前にアメリカのチャールズ・ポンジという人物が生み出した詐欺手法です。ポンジ・スキームでは、まず出資者から資産運用を行うとして少額の資金を預かります。そして、集まった資金の中から分配金として資金を横流しにし、出資者からの信用を集めます。もちろん実際には分配金が発生するような投資は行っていません。最初は半信半疑だった出資者も、実際に分配金が出たと錯覚すれば次は多額の資金を投じます。こうして出資金を増やしていき、最終的にお金が回らなくなった段階で運営者が行方をくらませるという手口です。
タネさえ分かっていれば単純な詐欺手口ですが、最初の成功体験が正常な判断能力を狂わせます。ポンジ・スキームは100年前に編み出された手口ではあるものの、今も形を変えて同様の事件が繰り返し発生しています。
「投資利回り30%!」といったウリ文句に飛びついてはいけません。投資の相場としては、年間利回り10%にもなれば相当な数値です。このように、利回りの相場を知っていれば「それほど利回りが高いなんて怪しい」と察知できます。
他にも詐欺案件でよくあるのが元本保証です。100%価値が上がり続ける投資商品なんて存在しません。どんな株や国債でも、破綻する可能性をゼロにすることはできないのです。こうした事実を説明せず、損はしないからと勧誘してくる投資案件は100%詐欺だと考えて問題ありません。相手の話を鵜呑みにせず、自分自身でも本を読むなどして知識を身につけておきましょう。