自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
テレワーク文化が普及してきたとはいえ、電車に乗る機会がまったくなくなるわけではありません。
今回は最近の痴漢事件を紹介するとともに、痴漢被害を未然に防ぐための対策について説明します。
12月18日、宮城県の電車の中で痴漢行為を行ったとして、26歳の男性が逮捕されました。逮捕された男性は仙台市の職員だったということです。犯人が痴漢行為を行ったのは午前8時ごろ、被害に遭ったのは17歳の女性です。今回事件があった路線では、以前からも別の女性から痴漢被害の通報がありました。この通報を受けて警察が捜査していたところ、今回の事件が発生し、現行犯逮捕に至ったということです。警察の調べに対し、犯人は「間違いありません」と供述しており、他の事件にも関わっている可能性が高いとみて引き続き捜査を進めています。
痴漢被害は今も継続的に発生しています。北海道では12月18日、商業施設内で痴漢行為を行った60代の男性を逮捕しました。犯人には20代女性の尻を十数秒触るなどした疑いが持たれており、女性が後日被害を通報したことで逮捕につながりました。12月3日には滋賀県においても女子高生に痴漢行為を行ったとして50代の男性が逮捕されています。
痴漢はターゲットにする女性を慎重に見定めています。特に狙われやすいのは大人しそうで抵抗しなさそうな女性です。派手な格好をしている人をターゲットにすると周りから目立ってしまうだけでなく、被害者がハッキリと被害を訴えてくるように思えるため、痴漢にとってはリスクが大きいのです。
また、スマホを使っていたりイヤホンで音楽を聞いたりしている女性も痴漢に狙われやすくなります。なぜなら、周りに注意を払えていない人は、万が一被害に遭ってしまっても自分の勘違いだったかもしれないと考えてしまうからです。また、最近は直接体に触る痴漢だけでなく、スカートの中を盗撮するなどの犯罪も増えています。被害に遭っているという自覚はなくても、周りに注意を払わないと何らかの犯罪に巻き込まれてしまうリスクが高まります。
痴漢被害を防ぐには、犯人が逃げやすい改札口の近く、周りから目立ちにくい電車の連結部など、事件が発生しやすい場所を避けて乗車することが有効です。また、ときどき行動パターンを変えて痴漢のターゲットにならないよう工夫することも痴漢対策になります。万が一被害に遭ったときに備え、防犯ブザーを持ち歩くのもおすすめです。