防犯のすゝめ

夏は特に防犯対策が必要!よくある勘違いや危ない服装を解説します

春から夏にかけては痴漢や性被害の数が増加する傾向にあります。一人暮らしの女性は被害を受けやすいため注意が必要です。

この記事では、防犯面でのよくある勘違いや避けるべき服装について解説します。


九州産業大学で女性の防犯セミナー実施

2023年7月、防犯推進協議会と福岡県東警察署が連携し、九州産業大学・福岡工業大学・福岡女子大学の3校で女性のための防犯セミナーが開催されました。女子学生の防犯意識を高め、夏場に増える痴漢や性犯罪の検知数を減らすことを目的としています。

防犯推進協議会は性犯罪抑止のため2016年に設立された団体です。駅前での声かけ運動、チラシ配り、講演会とさまざまな形で啓発活動を行い、犯罪撲滅に向けて積極的に取り組んでいます。

7月のセミナーでは、警察署の担当者が防犯に関する講和を行い、万が一犯罪に出くわしたときの護身術を指導しました。また、セミナー参加者には防犯ブザーを無料で配布し、防犯意識を高めるよう呼びかけました。

セミナーに参加した女子学生は「思っていたより性犯罪の数が多くて驚いた。友人や家族にも共有し、被害者にならないよう注意していきたい。」と話しています。


防犯対策の勘違いに注意しましょう

自分では正しいと思っていた防犯対策が、実は誤ったやり方だったというケースはよくあります。間違った認識を2つ紹介します。

・帰り道では通話しながら歩くと安全

すぐに助けを求められるから、と夜道で電話しながら歩く人もいるでしょう。しかし、通話中は後ろからの足音に気が付きにくく、注意力散漫になっているため非常に危険です。緊急時に取り乱してしまう可能性もありますし、すぐに助けが来るとは限りません。暗い道では自分の周囲に意識を集中させ、不審者が近づいてきていないか注意することが重要です。

・オートロックの家に入れば安心

自分の家にはオートロックが付いているから不審者は入ってこない、というのは大きな勘違いです。他の住人が出入りした際に、隙を狙って建物内へ侵入してくる可能性があります。家に着いたからもう安心と過信せず、すぐに鍵をかける、エレベーターは一人で乗る、部屋に入った瞬間に電気をつけない、といった対策が必要です。 


防犯面において注意したい服装

薄着になる夏場は、防犯対策を意識した服装を心がけることが重要です。

狙われやすいのは、ショートパンツやミニスカート、タンクトップといった肌の露出が多い服装。また、身体のラインがはっきりとわかるタイトな服や胸元が大きく開いた服も注意すべきです。混雑した電車などに乗る際は、カーディガンやストールなどを羽織り、できるだけ肌を隠すようにしましょう。

また、フェミニンな格好もターゲットになりやすいといわれます。スカートやワンピースなど、女性らしい服装は遠くから見てもすぐに女性だと気付かれてしまいます。ピンヒールといった歩きにくい靴を履くのも危険です。万が一被害に遭った場合、すぐに走って逃げられません。

満員電車に乗る場合や人混みの多い場所へ行く場合は、できるだけ肌の露出を押さえた服装を選び、歩きやすいスニーカーなどを身につけるようにしましょう。

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