自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
痴漢被害や冤罪の問題など、電車内での犯罪・防犯が最近大きな注目を集めています。そんな中、東京の山手線では来春から防犯カメラを常時録画体制で設置していくことが報道されました。
JR東日本では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時点で山手線の全車両に防犯カメラを設置することを目標に、新型車両への防犯カメラ導入を発表。
実は現在も埼京線の一部に防犯カメラが導入されていますが、「今までなかったんだ!」「ちょっと遅い気もするけど、歓迎すべき流れだよね」といった声が上がっています。
防犯カメラは各車両に4台設置され、1週間ほどはデータも保存されるとのこと。最近では街中に防犯カメラが設置される際にもプライバシーの観点から賛否の声が上がりますが、映像の閲覧は一部の人に限定したり、録画中であることを知らせるステッカーを車内に掲示するなどの対策をとるようです。
防犯カメラの設置により、期待の声が多いのがやはり痴漢の問題。「これで痴漢が減ればいいな」「痴漢冤罪もなくなってくれるといいんだけど…」と、歓迎する声が多い一方、「満員の状態を解消しないとカメラ置いても映らないんじゃないの?」という疑問の声も上がっています。
JR東日本としては、痴漢などの迷惑行為はもちろんテロの未然防止にも役立てたいという防犯カメラ。実は新幹線ではすでに導入が進んでいるようです。
2015年に起きた東海道新幹線の放火事件の後、JR西日本では東海道・山陽新幹線の客室内とデッキ内に防犯カメラを設置した新型車両を導入すると発表しました。
これ以前にも「N700系」「N700A」という2つの車両のデッキ部には防犯カメラが設置されていましたが、カメラ増設の動きには「仕方ない気がするけどちょっと嫌だなあ」「安心して乗りたいからこれはありがたい!」と賛否の声が。
同年にはJR東日本でも、「E5」「E6」「E7」系でそれまで非常通報ボタンが押された時だけ録画されていた客室内カメラを常時録画に変更すると発表。
「E2」「E3」系の一部では客室内に導入されていなかったカメラを追加搭載し、常時録画することになりました。
どの程度の効果が挙げられるのか、プライバシーの問題はどうなるのかなど、まだまだ議論は続きそうな防犯カメラの問題ですが、これを機に電車内の防犯問題をより身近に感じるようになった人は多いようです。