防犯のすゝめ

女子中学生のチケット転売事件!誤認逮捕はどう防ぐ?

サイバー犯罪が10代半ばの少年少女にまで巧妙に仕組めるようになったことを示した、女子中学生のよるチケット転売詐欺事件。徳島県警がなりすましを理解できず、誤認逮捕したことが話題になりました。誰でも被害者になり得るこの事態はどう防ぐことができるのでしょうか。

女子中学生によるチケット詐欺の手口と問題点

人気アイドルグループ関ジャニ∞のコンサートチケットを転売しようとしたとして、愛知県豊田市の専門学校生が逮捕されるという事件が発生しました。実はこれは誤認逮捕で、後に京都市の女子中学生がなりすまし詐欺をしていたことが発覚。なりすまし詐欺を仕組んだ女子中学生が書類送検される、というニュースが話題となったのです。

事件を管轄した徳島県警三好署によれば、誤認逮捕された専門学校生はツイッターで知り合った女子中学生のチケットを8万円で売買交渉。専門学校生の名前や口座番号などを手に入れた女子中学生が、専門学校生になりすましたと見られています。専門学校生の誤認逮捕を経たのちにチケット転売の被害が発覚したため、女子中学生の書類送検に至ったのです。

巧妙な手口の今回の事件は、警察をもあざむく手法と話題になりました。誰でも起こりやすい詐欺事件だけに、なりすましの被害に遭うのも、詐欺の被害に遭うのも恐ろしいと思った人が多いでしょう。サイバー犯罪の対策も進歩しているはずですが、地域によって対応に差があることが露見しました。また、インターネットを活用することで、犯罪の手口が巧妙かつ低年齢で実行できる点も問題です。

誤認逮捕やネット上での詐欺手口の被害に遭わない対策

警察をもあざむいたなりすまし詐欺事件のような被害に遭わないようにするためには、どのような対策を心がけておけばよいのでしょうか。今回の事件では、専門学校生が女子中学生とのやり取り履歴とチケットの配送記録を残していたことで身の潔白を証明することができました。

安全な買い物だと思っても、購入に関するやり取りの記録や支払い記録などは、ある程度の期間取っておくようにと注意されるものです。どのような取引であっても、ネット上でやり取りしたことは証拠として取っておくのが賢明でしょう。また、チケット転売自体が犯罪のため関わるべきではありません。

なかなか手に入らないものを欲しいあまりに、無理してしまうことはありがちです。そのような心理の裏をかいた女子中学生の考えは、巧みとはいえ誰にも思いつくことでしょう。インターネットを悪用した犯罪に巻き込まれないようにご注意ください。

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