インターホン詐欺に注意しよう!手口や対処法をご紹介
詐欺師は様々な手を使い、騙して金銭や情報を奪おうとしてきます。インターホン詐欺もその1つであり、老若男女問わずターゲットになり得るため、注意が必要です。 この記事では、インターホン詐欺の手口や対処法を …
ネット詐欺にはあらゆる手口が存在しますが、最も多いのが「ワンクリック詐欺」です。クリックするだけで詐欺に巻き込まれる可能性があるため、日頃から注意しておきましょう。
今回はワンクリック詐欺の対策や、被害に遭ったときの対処法について紹介します。
BBソフトサービスのリポートによると、2021年に検知したネット詐欺の発生件数トップは「ワンクリック詐欺」であることが明らかとなりました。デジタルリテラシー向上機構への相談件数は減っているものの、全体的に見るとまだ多い数値です。
ワンクリック詐欺とは、Webサイトやメールに記載されているURLをクリックすると、「申し込み完了」などのメッセージが表示され、多額の金銭が請求されるネット詐欺です。特にアダルトサイトや出会い系サイトで発生しやすい傾向にあります。また、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、あらゆる媒体で詐欺に遭う可能性があるため、常に注意が必要です。
代表的な手口は、アダルト動画の再生ボタンを押すと発生するパターンです。動画を閲覧するには課金が必要であるように見せかけ、多額の金銭を求めてきます。アダルトサイトということもあり、知人や家族に相談できず、一人で抱え込んでしまう被害者がほとんどです。
ワンクリック詐欺は、日頃から少し意識しておくだけで予防効果があります。騙すパターンは限られているので、基本的な対策法を押さえておけば十分に防げるでしょう。
効果のある対策法は以下のとおりです。ネットを利用する際は気を付けておきましょう。
・身に覚えのないURLはクリックしない
・知らない人からのメールは受け取らない
・受信拒否設定を行う
・あらかじめ推測しにくいメールアドレスに変更しておく
・「電話をかけて」と書いてあっても無視する
・不用意にWebサイトへアクセスしない
・万が一に備え、警察や消費生活センターの連絡先を調べておく
・URLをクリックする前に正しいアドレスかどうかWebで調べる
・セキュリティソフトやアプリをダウンロードしておく
もしも怪しげなURLをクリックしてしまった場合、焦らずにすぐ画面を閉じましょう。ワンクリック詐欺は表示されただけでは被害に遭わないので「無視する」ようにしてください。
そして、ワンクリック詐欺が表示された場合は、早急に警察または消費生活センターに連絡しましょう。ワンクリック詐欺なのかハッキリわからない場合でも相談すべきです。すでに金銭を支払っている場合は、警察のサイバー犯罪窓口や弁護士に問い合わせてください。
表示された画面をスクリーンショットで保存したり、自分の行った手順をメモしておくと役に立ちます。
また、法律では「電子消費者契約に関する民法の特例」として、消費者への救済措置が定められています。誤ってクリックしたときや契約の意志がなく申し込んだときには保護されますので、覚えておくとよいでしょう。