防犯のすゝめ

その防犯対策、逆効果!? 素人考えの防犯カメラに要注意

昨今、防犯対策や犯罪捜査協力などで高い効果を挙げている防犯カメラ。
ドラマやニュース報道、ドキュメンタリー番組、スクープ映像など、
さまざまな場面で使われていることからも広く認知されていることがわかります。

しかし、設置費用で何万円もかかったり、月額で何千円もかかったり、と安い物ではありません。
それにせっかくお金を使ってつけたのに全く効果がない!ということも…。
だからといって予算をケチろうとすると、とんでもないことになる恐れがあるのです!

今回はそんな素人考えの防犯カメラに関する危険性をお伝えします。

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泥棒は犯罪のプロ。素人の考えはお見通しです!

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第一に考えなくてはいけないのは相手がプロであるということ。
相手は経験も知識もあり、防犯カメラがどういう仕組みで稼働しているのか、どのくらいの撮影範囲があるのか、を理解しています。
そこで一番マズいのは、「屋内カメラ」模したダミーカメラを屋外に設置すること。
マンションなどで見かけることが意外に多いです。 当然、屋内用のカメラを屋外に設置すると雨やホコリで壊れてしまうので、 本物のカメラであればそこにつけるはずはない。と見る人が見れば、それだけでダミーとわかってしまう場合もあるのです。
更にダミーカメラをつけただけで、安心してませんか? ダミーカメラだけでは、”偽物”とアピールしているようなもの。本物のカメラには「線」があります。(※一部例外もありますが) そのため、ダミーカメラから線が屋内につながっているように見せかけるだけでも見破られる可能性は低くなります。

 

その油断(心の隙)が狙われる!

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また、「防犯カメラを取り付けた」と思って慢心してしまうのもとっても危険な落とし穴です。
防犯カメラは、その名の通り「存在を見せつけることで犯罪を抑止すること」、 そして万が一の時には「映像証拠になること」が目的です。 そのため、防犯カメラの設置だけで安心せず、 普段通り鍵のかけ忘れなどを怠らないなど、取り付けた上で、しっかりと意識する必要があります。

もっともすべてを見ていては疲れてしまいますし、何のための防犯なのかわからなくなってしまいます。 不審な物音がした、何か嫌な予感がした、など、気になった際で構いませんがチェックするようにしましょう。

 

素人の設置は穴だらけ

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設置についても、ポイントを抑えていないと簡単に無効化されてしまい、 カメラをせっかくつけたのに意味がなかった。なんてことにもつながります。
まずは設置場所。プロの業者は泥棒に気付かれないような場所で、なおかつ死角を作らないように設置します。 そういった場所に防犯カメラが取り付けられていると泥棒はプロ対プロとして意識し、 「1ヶ所を無効化しても別の場所から撮られているかもしれない」と考え、侵入の対象から一歩引くようになるのです。

さらに防犯カメラの配線もむき出しになっていれば切られて終わりですし、 劣化も早くなり漏電などの事故にもつながります。 その為、ホームセンターなどで販売されているPF管(白い蛇腹の配管)を使って、保護をされてください。 どうしても切断が心配!という方は、コストや施工の手間はかかりますが、”合成樹脂管”や”金属管”なんていうものも販売されています。

 

最後に

さて、ここまで素人考えの防犯カメラについての注意を書いてきましたが、絶対に業者を頼れということではありません。 大体、業者も経験が浅ければ素人と変わりませんし、下手にケチって手を抜かれても意味はありません。
しっかりとした業者を選び、しっかりと打ち合わせをして、さらには設置後もしっかりと意識することが大事なのです。

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