防犯のすゝめ

なくならない飲酒運転。大切な人を加害者にしないために

昔から飲酒運転を防止するため警察などがさまざまな取り組みを行っていますが、いまだになくなる気配はありません。そこで今回は実際の事件を紹介するとともに、あなたの周りの人が飲酒運転に手を染めさせないようにするためのアドバイスをご紹介します。

飲酒運転でバイクの運転手が重症

4月15日、滋賀県大津市で飲酒運転をしていた40代の男性がバイクを運転していた男性をはね、骨盤を折るなどの重傷を負わせて逮捕されました。事故の際、加害者の車には助手席にも人が乗っており、加害者が酒を飲んでいることを知りながら運転をさせたとして逮捕されています。

警察や消防職員も飲酒運転

飲酒運転をするのは一般人だけではありません。時にはそれを取り締まるべき人ですら手を染めてしまうことがあるのです。実際、2018年の12月には佐賀県で酒気帯び運転の疑いがあるとして20代の男性巡査長が書類送検されました。男性は忘年会で酒を飲み、二日酔いの状態で車を運転してしまったとのこと。また40代の警部も書類送検されており、巡査長の飲酒運転に気付いたもののそこで取り締まらなかった犯人蔵匿の疑いがあるとされました。その後巡査長は停職1ヶ月、警部には本部長訓戒の処分が下り、巡査長は依頼退職をしたと報道されています。
他にも岩手県では4月18日、職場の送別会で酒類を飲んだ後車を運転したとして懲戒免職の処分を受けています。このような立場にある人たちですら飲酒運転に手を染めてしまうのですから、我々一般人はなおさら気をつける必要があるでしょう。

飲酒運転に手を染めさせないために

飲酒運転をしてしまった人へのアンケートによると、「飲んだ量が少なかったから」「事故を起こさない自信があったから」といったように、悪いことだと認識はしつつも大丈夫だろうと安易に考えている答えが目立ちます。では飲酒運転に手を染めさせないためにはどうすればいいのか?当然ですが、まずは運転する予定の人には絶対にお酒を与えないこと。それでもお酒を飲んでしまうような人であれば最初から車を使わないというのも一つの手です。万が一居酒屋などで飲酒をし、そのまま運転しようとしている場合は店のスタッフに相談しても良いでしょう。飲酒運転はお酒を提供した飲食店にも責任があるからです。
安易に手を染めてしまいがちな飲酒運転。万が一事故を起こすと取り返しがつかなくなってしまいます。自分だけでなく、周りの人にも積極的に注意を呼びかけていきましょう。

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