防犯のすゝめ

子供を狙う性犯罪。被害を防ぐために保護者ができること

普段は意識していない方が大半かとは思いますが、子供を狙う性犯罪は決して少なくありません。中には見知らぬ人だけでなく、信頼していた知人から被害を受けることも。今回は子供への性犯罪に関する実際のデータや事例、また子供を守るためにはどうすればいいかについてご紹介します。

SNSを通じた性犯罪は依然として多いまま

2018年、SNSを通じて性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子供は1,811人であることが警察庁の発表で明らかになりました。18歳未満の子供への性犯罪が最多となったのは2017年の1,813件。2018年はそこから2人減少となってはいますが、これはあくまで誤差の範囲です。SNSを通じた性犯罪は未だに減る様子がなく、さらには殺人事件も起こっているなどまだまだ警戒を解くことはできません。

知人から被害を受けることも

冒頭でも触れた通り、性犯罪は見知らぬ人からだけでなく知人から受けることもあるのです。実際の事件をご紹介しましょう。3月12日、交際相手の女児にわいせつな行為を行ったり動画を撮影したとして、30代の男性に懲役11年の判決が言い渡されました。判決によると加害者は3年10ヶ月にわたり14回ものわいせつ行為を繰り返したとのこと。このように、いかにあなたが信頼している人であっても犯罪に手を染める可能性があるのです。よく見知った人だからといって油断してはいけません。

子供を「知っている人」から守るためにはどうすればいいのか?

「見知らぬ人に付いていってはいけない」というのは子どもたちも親や先生からさんざん聞かされているはずです。もちろんそれでも事件が起きることはありますが、こうした声かけのおかげで見知らぬ人からの被害はいくらか防がれていることでしょう。しかし、その分知っている人に対しては警戒心が緩んでしまうもの。また、親しい人からの誘いが断りにくいというのは大人でもそうなのですから、子供であればなおさらです。どう断ろうかと躊躇していては強引に引き込まれてしまうでしょう。保護者であるあなたができるのは、たとえ知っている相手でも付いていったり車に乗ったりしてはいけないと強く伝えておくこと。いざという時しっかり断れるよう、NOと言うことに慣れさせるのも必要な訓練です。どうしても自分で断ることができない子には「お母さんが付いていったらダメって言ってた」と言わせるのも良い手。自分ではなく第三者の言葉を借りているということにすれば子供も断りやすくなるでしょう。

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