自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
女性の自宅へ侵入し暴行を加えるといった悪質な犯罪は、現在も次々に報道がされているように後を絶ちません。1人暮らしをする女性にとって、家の防犯は何よりも重視したいところですが、一体どんな基準で家選びをしたら良いのかわからない人も多いのでは? 京都府では一定の基準を満たしたマンションに「防犯モデル賃貸マンション」を認定する取り組みが行われているので、この基準を参考にマンションを選ぶのもいいかもしれません。
一人暮らしの女子学生などを性犯罪から守る取り組みとして、2015年より京都で「防犯モデル賃貸マンション」を認定する動きが開始。同年10月に第1号認定式が行われました。
この1号マンションは、4階建て、オートロック式、24時間録画の防犯カメラを設置。2、3、4階には配水管から人が登ってくるのを防ぐための「忍び返し」付き、塀を乗り越えられない高さの柵を設置、扉はツーロック、窓は防犯フィルムが施されている、というものでした。
京都府防犯モデル賃貸マンション専用サイトには、防犯モデル賃貸マンションの主な基準も記載。窓には補助錠を設置、共用の出入り口や駐輪場などには照明設備や防犯カメラを設置、バルコニーは外部から侵入できない構造、外壁・配管には忍び返しなどの設置、さらに落書きや放置ゴミは早期消除、防犯情報を広報する、防犯環境維持を定期的に点検する、といった決まりがあるそうです。
2017年4月13日に「防犯モデル賃貸マンション」の登録数がようやく100件に到達と、認定は厳しく行われているよう。認定されないマンションの理由に多いのが、駐輪場の防犯カメラ、忍び返し、窓に補助錠が設置されていないといったものだそう。自分でマンションを選ぶときにはこういった所に注目をするといいかもしれませんね。
2015年に京都府警が発表したデータによると、窃盗や傷害などの刑法犯の認知件数は平成14年が6.5万件超えをしていましたが、平成26年は3万件を切るほど減少。しかし強制わいせつなどの性犯罪の件数はあまり変化がなく、住宅に侵入されて被害にあうケースは約2割ほどだといいます。防犯マンションの認定は、この現状を打破する試みとして期待したいところ。
また、防犯マンションに住む以外でも、女性ができる防犯方法がいくつかあります。まずは、ロックの解除や郵便ポストに気を取られて背後への注意を怠らないこと。やはり被害の大半は後ろから襲われているそうなので、死角をつくらない心がけをしましょう。
エレベーターに乗るときも同乗者に背中を向けないように。何かあったらすぐに非常ボタンを押すことができるようにしておくと良いそう。そして訪問者が来てもすぐにドアを開けるのはNG。しっかり相手を確認する作業を忘れてはいけません。