自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
夏休みに実家へ帰省する人、旅行へ行く人は自宅の防犯対策について考えていますか?長期間自宅を留守にする場合、通常時と比べて空き巣や放火などの被害に遭う可能性が高くなります。今回は、長期連休中などで自宅を留守にする際に行っておきたい防犯対策について解説します。
まずは、帰省や旅行の前に防犯対策を行っている人がどのくらいいるのか見てみましょう。
セキュリティサービスを提供しているセコム株式会社は、全国の20~69歳の男女500人を対象に防犯対策についてのアンケート調査を行いました。今後日本の治安が悪化し、犯罪が増加する可能性があると答えた人は全体の76.8%という結果になり、多くの人が防犯対策の必要性があると感じているようです。しかし全体の46.6%、半数近くの人は長期間自宅を留守にする際も特に防犯対策をしていないと答えています。
また、帰省や旅行時に限らず日頃から防犯対策をしているか尋ねたところ、「対策していない」と答えた人は65.0%と半数以上だったことが分かりました。
警察庁の発表によると、住宅を対象とした侵入窃盗による被害は1日に約48件発生しているそうです。(令和5年)最も多いのが留守中を狙った空き巣で、窃盗犯は侵入しやすい家、逃げやすい地域、狙いやすい地域を把握しているといいます。
犯人はターゲットとなる住宅が本当に留守か、帰宅するまでの時間がどのくらいあるか慎重にチェックします。例えば、カーテンの閉まり具合も留守かどうかを判断する重要なポイントになるとされています。そのため、日中に厚手のドレープカーテンや遮光カーテンを閉め切るのは、空き巣窃盗犯に「この家は留守です」と伝えるようなものです。とはいえ、カーテンを全開にしていては外から家の中の様子が丸見えなので、留守であると分かってしまいます。
空き巣被害を防ぐためには、レースカーテンを閉めておくのがおすすめです。レースカーテンは太陽光を取り入れながら外からの視線を遮ることができ、主にプライバシー保護の目的で使用されています。
日中に閉め切られていても違和感がなく、在宅中か留守中か判断がつきにくいため、空き巣に狙われるリスクを軽減できるのです。
セコム株式会社は、長期間自宅を留守にする場合、次のような防犯対策が有効だとしています。
「は」配達物を止めておく
「し」照明のタイマー設定で在宅を装う
「る」留守番電話の自動応答音声を「在宅中」で設定する
「か」鍵をしっかり掛ける
「れ」(連絡)親しい近隣住民や近くに住む親族に留守を伝えておく
「え」SNSは家に帰ってから投稿する
長期に自宅を不在にする場合は、「走るカレー(は・し・る・か・れ・え)」を合言葉に、しっかり防犯対策をしましょう。
長期連休中は、帰省や旅行で留守にしている家が多くなるため、空き巣犯にとっては絶好のチャンスとなります。侵入窃盗の被害に遭わないために、夏休みには家族みんなで防犯対策について考えてみてはいかがでしょうか。