防犯のすゝめ

子供が被害者となった悲惨な交通事故。被害を防ぐにはどうする?

交通事故はある日突然起こるもの。どんなに健康な人でも突然命を奪われるリスクは誰にでもあるのです。つい先日も園児たちに死傷者が出た悲惨な交通事故が起こってしまいました。今回はこの事件の概要について説明するほか、子供を交通事故から守るためのアドバイスについてご紹介します。

交通事故で園児に多数の被害

5月8日、滋賀県大津市のある交差点で、保育園児の列に車が突っ込んでしまう事件が発生しました。園児が多数車の下敷きになり、重体になった園児はもちろん死亡者も出ています。
事故の原因は直進車両と右折車両の衝突。いわゆる右直事故と呼ばれているもので、本来は直進車両が優先なところ、右折車両が直進車両の前に飛び出てくることで発生するタイプの事故です。今回の事故で園児の列に突っ込んだのは直進していた車両。右折車両に衝突したことで進路が左にずれ、歩道に乗り上げてしまったといいます。
この事故のポイントは被害者にまったく過失がないという点。園児たちは赤信号を渡っていたわけでも横断歩道ではない道路を横切っていたわけでもありません。しっかりと交通ルールを守っていたにもかかわらず多数の被害を生んでしまいました。

交通事故は決して他人事ではない

滋賀県の交通事故は悲劇的なニュースとして大きく取り上げられましたが、交通事故で子供の命が奪われるのは決して珍しいことではありません。警察庁が2014年~2018年分のデータを分析した結果によると、歩行中の小学生が交通事故に遭い、死亡・重体となった人数は3,276人。1日平均に直すと2人弱の子供が交通事故の被害に遭っていることが分かります。園児や中学生も含めればさらに数は多くなるでしょう。ニュースで報道されていない交通事故がたくさん起きていることがこのデータから分かります。
学年別でもっとも被害が多いのは小学1年生。それ以降は2年生、3年生と続き、年齢が低ければ低いほど交通事故の被害に遭いやすいことが分かっています。

子供の交通事故を防ぐには

当然ながら、まずは基本的な交通ルールを徹底させてください。赤信号の時は止まる、道路には絶対飛び出さないといったことを繰り返し伝えましょう。とはいえ、先ほど紹介したように運転手が起こす事故に巻き込まれる可能性もあるのが交通事故の恐ろしいところ。青信号だったとしても必ず車が止まっている確認する、歩道はできるだけ広く舗装されているところを歩くなど、できるだけ事故に巻き込まれない振る舞い方を教育しなくてはいけません。

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