防犯のすゝめ

桃太郎の動画で特殊詐欺対策!根絶のためのさまざまな取り組みをご紹介

昔話の動画を活用し、特殊詐欺を防止する取り組みが行われています。わかりやすい内容になっているため、子どもからお年寄りまであらゆる世代への呼びかけに役立つとのこと。

今回は特殊詐欺防止のためのさまざまな取り組みと、代表的な手口10種類を解説します。

桃太郎動画で特殊詐欺の落とし穴をわかりやすく解説

兵庫県警丹波署は、桃太郎を題材にした特殊詐欺防止のためのアニメ動画を作成しました。なじみ深いキャラクターを使うことで、子どもやお年寄りにも興味を持ってもらう狙い。詐欺の落とし穴をわかりやすく解説しています。

今回の取り組みは、元同署生活安全課の吉田恵実巡査部長が立案し、昨年7月から一人でシナリオ作成から編集までを担当。おじいさんやおばあさんが、あらゆる手口によって鬼からお金を騙し取られようとする危機を、桃太郎が救うというストーリーです。オレオレ詐欺、還付金詐欺、サポート詐欺など、事例別に分かれており、合計35分と見やすい長さになっているのも特徴です。

吉田恵実巡査部長は「親しみやすさを意識して制作したので、多くの人が見て詐欺防止に役立ててもらいたい」と話しています。本動画は、兵庫県警の公式ホームページや動画投稿サイトYouTubeでも閲覧可能です。

特殊詐欺に対するさまざまな取り組み

特殊詐欺は年々増加し続けており、被害者が後を絶たない状況です。全国では特殊詐欺撲滅に向けて、多彩な取り組みが行われています。

高知県警では、ご当地お菓子である「ミレービスケット」の製造会社と協力し、詐欺防止のための広報活動を実施。「振り込め詐欺をミやぶレー」というメッセージをパッケージに記載し、県民の詐欺に対する意識を高める狙いです。

また、高知南署梅ノ辻交番勤務員と交番管内企業が手を組み、特殊詐欺防止の豆菓子「梅ぇ(うめぇ)~話にご用心!!」を販売しました。「見た目に騙されないで」というメッセージが込められており、パッケージには詐欺防止のための親しみやすいフレーズが書かれています。

さらに、大手飲料水販売会社と自動販売機設置会社による「特殊詐欺撲滅支援自動販売機」も開発。自動販売機の表面・側面には県警のマスコットキャラクターが描かれており、広告パネルやアナウンスでも被害の防止を呼びかける仕組みになっています。

特殊詐欺の手口10類型を改めて確認

電話の特殊詐欺は、主に10種類の手口に分類されます。

以下、簡単に説明しますので、この機会に覚えておきましょう。

・オレオレ詐欺

親族・警察官・弁護士などになりすまして金銭を騙し取る

・預貯金詐欺

口座が犯罪に利用されているので交換手続きが必要と言いキャッシュカード・クレジットカード・通帳を騙し取る

・架空料金請求詐欺

未払いがあると嘘をついて金銭などを騙し取る

・還付金詐欺

還付金手続きを装ってATMを操作させて指定口座に振り込ませる

・融資保証金詐欺

融資申込者に対し保証金などの名目で騙す

・金融商品詐欺

株や有価証券などを購入すれば利益が得られると誤信させる

・ギャンブル詐欺

パチンコ打ち子募集と雑誌記載し会員登録料や情報料の名目で騙し取る

・交際あっせん詐欺

女性を紹介するなどとし、会員登録料や保証金を騙し取る

・その他電話でお金を取ろうとする詐欺

上記に分類されないもので、電話でお金を詐欺しようとするもの

・キャッシュカード詐欺盗

キャッシュカードが不正利用されていると思い込ませ、警察官・銀行職員を装いキャッシュカードを窃取する

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