防犯のすゝめ

県警とノジマがタッグを組んで詐欺防止。ネット通販詐欺から身を守るには?

神奈川県警と家電量販店ノジマが協力し、ネット通販詐欺を防止するための解説動画を公開しました。ネット通販の需要が増えるなか、その隙を狙った詐欺も増加しています。

今回は、ネット通販詐欺を防ぐためのポイント、どのように行動すべきかについて解説します。

神奈川県警とノジマが詐欺回避の解説動画を公表

2022年4月7日、神奈川県警察本部生活安全部サイバー犯罪捜査課、学校法人岩崎学園情報科学専門学校、ノジマオンラインを運営する株式会社ノジマとニフティ株式会社が共同し、インターネット詐欺を防止するための動画「インターネットを介した詐欺に注意!」を公開しました。

動画内では、警察官と学生2名がネットショッピングに関する詐欺の概要や対策を紹介しています。学生2人が話しているシーンから始まり、そのうちの1人がパソコンの格安サイトを発見。ウェブサイトを見たところ、聞いたことのない会社ではあったものの、学生は安さにつられて購入を決心します。しかし、もう1人の学生が注意し、偽サイトで騙されないためのポイントを解説する、というストーリーになっています。この動画は、動画投稿サイトYouTubeやノジマ全店の店頭で配信中です。

コロナ禍でインターネットショッピングの利用が急増するに伴い、偽サイトでの詐欺被害も増えています。支払済みなのに商品が届かない、登録したクレジットカードを不正利用された、といったケースが多く、今後も注意が必要です。 

ネット通販詐欺を防止する7つのポイント

詐欺被害を未然に防ぐには、以下6つの注意点と1つの対策方法を押さえておきましょう。

1.通販サイトのアドレスが「~.xyz」など見慣れないドメインになっていないか

2.商品価格が極端に安くないか

3.商品説明が不自然な日本語になっていないか

4.会社概要にある住所や電話番号は架空のものでないか

5.購入時の住所入力が海外仕様になっていないか

6.電話をかけて無関係な会社につながらないか

7.セキュリティ対策アプリを利用する

基本的なポイントですが、毎日インターネットに触れていると忘れてしまいがち。上記で紹介した詐欺防止動画などを定期的に見ておくことも大切です。また、友人や家族など、周りの人と情報共有しておくのも良いでしょう。インターネットで買い物する場合は、常に意識を高く持つようにしてください。

詐欺にあったと思ったら取るべき行動

ネット詐欺で入金してしまった場合は、すぐに警察と銀行に相談するようにしてください。

まずは警察へ被害届を提出します。事件として扱ってもらうと「振り込め詐欺救済法」の対象となり、お金が戻ってくる可能性があります。被害届は、警察署の窓口の他、サイバー犯罪対策窓口の電話でも受け付けてくれます。

次に銀行へ相談し、「組戻し」または「振り込め詐欺救済法」でお金を取り戻す手続きをしましょう。商品購入のメールや画像のキャプチャ、振り込みの控えなど、詐欺に関する情報をまとめておくとスムーズです。

続いて詐欺サイトに登録した会員情報を削除します。氏名や住所などの個人情報を悪用される可能性が高いため、すぐに退会手続きを行い、情報流出を防ぎましょう。

最後に預金保険機構のサイトを確認します。預金保険機構のサイトには被害回復分配金の支払い手続きなど、詐欺被害に関する情報が掲載されています。被害に遭った口座番号で検索できるので、こまめにチェックしておくことをおすすめします。

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