防犯のすゝめ

自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?

近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。


自治会・町内会は地域防犯の役割も担っている

自治会・町内会で防犯カメラを設置する理由は、地域の安心や安全を守るためです。これまで、地域の防犯対策として防犯灯の設置や電球のこまめな交換などを行い、維持管理を続けています。他にも地域の防犯パトロールとして、子どもの登下校の時間帯に合わせて学校や通学路周辺の巡回、交通量の多い道路周辺での見守りなども行っているところもあります。このような日常的な行動は、犯罪抑止効果や地域の安全、安心の向上も担っているのです。


自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリット

自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットは以下のとおりです。

・犯罪抑止効果

防犯カメラの設置によって、犯罪者や不審者の抑止効果が期待できます。実際に防犯カメラを設置した地域の犯罪発生確率が10~20%減少したという結果もあります。また、防犯カメラを設置している建物を狙った犯罪は、設置していない建物と比較すると少ないというデータもあります。

・安心感向上

防犯カメラの存在によって、地域に住んでいる住民の安全や安心感が向上する点もメリットです。換気のために窓を開けたいことがありますが、1人暮らしの場合は防犯を意識して開けられないという方もいます。しかし、防犯カメラの存在によって住民全ての意識も高まっているので、安心したという声も出ています。

・防犯意識の高まり

住民に防犯カメラの設置を意識させることで、地域としての防犯意識も高くなっていきます。各自でも防犯対策をするようになり、犯罪を未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。

・犯罪時や事故の証拠収集

防犯カメラは、犯罪が起こった際の記録としても活用できます。犯罪だけでなく、事故が起こった場合にも活用できるので、客観的な証拠としても役立ちます。 


防犯カメラを設置する際は各方面との調整が必要!

防犯カメラを設置する際には、勝手に町内会で決めるのではなく、役員や近隣住民との合意によって行わなければなりません。設置場所によっては、プライバシーとの兼ね合いで調整に時間がかかるケースもあります。設置位置や高さを調節して、私有地が映り込まないような工夫を施す必要も出てきます。また、ランニングコストについても把握しておきましょう。

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