防犯のすゝめ

防犯カメラが空き巣被害を防ぐ?ダミーカメラには危険も!?

玄関や勝手口に防犯カメラを設置しているというご家庭も多いことでしょう。防犯カメラは空き巣被害を防ぐだけでなく、犯人検挙にも役立つという側面があります。防犯カメラを設置する際の注意点などをまとめてみました。

住宅への侵入窃盗は1日100件以上!

警察庁によると、住宅侵入窃盗は前年よりも減少しているとはいうものの、平成29年中は約3万7,000件の被害が報告されています。1日あたり100件以上の住宅が侵入窃盗の被害に遭っているという計算になります。これは認知されている件数のみになるため、実際にはもっと多いと推測されます。侵入窃盗の手口のうち、35%が空き巣被害だというデータが報告されています。

侵入窃盗は住宅から物を盗むということですが、さらに住居人に暴行又は脅迫を用いて物を盗むという侵入強盗にも気を付けなければいけません。住宅への侵入強盗は平成29年だけでも147件の事件が起こっています。

防犯カメラの役割とは?

最近ニュースでも防犯カメラによる犯人の映像が写し出されるということがよくあります。防犯カメラは、犯行時の様子を記録することができ、犯人の様子や逃走経路の割り出しに役立ちます。防犯カメラによる映像でリアルな手がかりがつかめると、事件の早期解決に役立ち、被害の拡大を抑えることにも役立ちます。

防犯カメラは証拠映像を残すというだけでなく、犯罪者に対して犯罪を踏みとどまらせる犯罪抑止力としての効果が高いものです。防犯性が高そうな家というのは、空き巣犯が侵入を諦める傾向にあるとされています。防犯設備の整った邸宅よりも、防犯設備が不行き届きである一般家庭が狙われやすいのはそのためだと言えます。防犯カメラを設置することで、家の防犯性、住居人の防犯に対する意識の高さを犯人にアピールするのに役立ちます。

ダミーカメラは危険?防犯カメラを設置する時の注意点

防犯カメラを設置する場合、犯罪の抑止力のためにも、比較的目立つ位置に設置するのが効果的だとされています。防犯カメラだと分かりやすい形状、白やシルバーなど夜間でも視認性の高い色、叩き壊せないような頑丈性などがアピール要素になります。また、カメラの死角を作らないように、複数台の併用も効果的です。

インターネットやホームセンターなどでは、記録機能のないいわゆる「ダミーカメラ」が比較的リーズナブルな価格で販売されています。空き巣の窃盗犯は、そういったダミーカメラの情報にも精通しており、レンズの配置や配線の状態などで本物かダミーかを見極めると言われています。ダミーカメラの中には、本物の機種とそっくりに作られているもの多数あります。ダミーカメラを購入する場合には、あらかじめ情報をチェックして購入することがポイントです。ダミーカメラは単体利用だけでなく、本物のカメラと併用して、数のかさ増しをするのに効果的とする声もあります。

防犯カメラで空き巣被害を防ごう

防犯カメラは証拠映像を残すだけでなく、犯罪を未然に防ぐという抑止力があるとされています。自宅の防犯対策を検討している場合は、防犯カメラを設置してみてはいかがでしょうか?防犯カメラを上手に活用して、大切な住居と大切な家族を犯罪から守りましょう。

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