自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
空き巣被害の大半は、窓からの侵入によるもの。マンションや一戸建てを問わずに、その被害は増えています。そもそも、窓の鍵はクレセント1つによる構造が多く、これが窓からの侵入をたやすくしているのです。
となると、窓の防犯を強化することが、家全体のセキュリティーを向上させることにつながります。ガラスの強度や防犯性を考えて選んでいく必要がありますね。
防犯効果のあるガラスといっても様々で代表的なものには、合わせガラス・防犯合わせガラス・網入りガラス・ラミネートガラス・ペアガラス(複層ガラス)・強化ガラス・超飛散防止フィルムを張ったガラスなど、色々とあります。
一般家庭でよく見られる網入りガラスは、見た目は強そうで心理的な防犯効果はあるものの、わりと簡単に割れてしまいます。防犯用のラミネートガラスは、貴金属や高級品のショーケースといった特殊な用途に使われるものです。では、その強度と防犯効果について見ていきましょう。
ガラスの防犯効果として高い順に、防犯合わせガラス→合わせガラス→ペアガラス→強化ガラス→網入りガラスです。一番防犯効果の高い防犯合わせガラスは、普通のガラス(フロートガラス)の数倍の値段がするため、普及を遅らせています。
また、ガラスが壊れたときの飛散防止、日照防止としてガラスに貼るフィルムやシートは、手ごろな値段で手に入るため、よく使われていますね。透明度はガラスとほとんど変わらないので、内装を損なうことがありません。ただ、それほど大きな強度アップにはなりませんし、防犯性もそれほど高くないといえます。
強度の高いガラスを窓にはめ込んでいても、使われる工具によって、その強度は変化します。
ハンマー、バール、ドライバーで叩いた場合、それぞれ違ってくるものです。網入りガラスの場合は、ドライバーによる突き破りに弱いと言われています。
普通のガラスや網入りのガラスは、ドライバーでも20秒足らずで、かんたんに破られてしまうでしょう。その一方で、合わせガラスだと破壊するまで3分以上かかり、さらに音もするので防犯効果は高いです。
窓の防犯を考えるときには、ガラスだけでは十分ではありません。サッシ・雨戸・シャッター・錠前・照明・セキュリティシステムなどを組み合わせて、窓の防犯対策を考えましょう。さらに、窓には補助錠をつけることが大事です。離れた位置に2点締まり以上の補助錠をつけることで、ガラスが破られる時間を延ばし防犯性能アップにつながりますよ。