防犯のすゝめ

高齢者被害増加中?ワンクリックやアダルトサイト詐欺も要注意

ワンクリック詐欺やアダルトサイトの利用料と称してお金を振り込むように仕向ける詐欺が横行していますが、被害に遭うのが若者だけでなく高齢者にも広がりを見せています。ワンクリック詐欺やアダルトサイト詐欺の罠とはどのようなものなのでしょうか?

ワンクリックやアダルトサイト詐欺にも高齢者層が

思わずクリックしてしまったネット広告から登録料を請求されたり、無料だと思って登録したアダルトサイトから利用料を請求されるなどの詐欺は「ワンクリック詐欺」や「アダルトサイト詐欺」と呼ばれています。ワンクリック詐欺やアダルトサイト詐欺は、一昔前までは若い男性を中心に被害が多かったのですが、スマートフォンやパソコンの普及により女性や高齢者の被害も増えています。

この手の詐欺は、画面に突然警告表示が出て、以降はスマートフォンやパソコンのどこに触れても操作ができなくなり、その現象を回復するためとしての文言が表示されクリックさせるという、被害回復を請け負ったように見せかける詐欺も横行しています。

手口は電子マネーでの送金

ワンクリック詐欺やアダルトサイト詐欺で利用料や登録料として料金を請求した場合、その支払い方法は、電子マネーでの送金と言うケースが多いものです。電子マネーはコンビニで簡単に購入できる上、ATMを利用して相手に送金できるため、第3者が間に入ることがなく、詐欺がバレにくいからです。第3者の介入がないように、携帯電話で通話させながら作業させるケースも多く、そのような状態を支持された場合や、電子マネーでの支払いを支持された場合は、詐欺の可能性が高いでしょう。

ワンクリック詐欺やアダルトサイト詐欺では、「料金を支払わなければ訴える」「無視した場合は法的な手続きを取る」などとそれらしい文句で脅してきますが、このようなことはまずないため、脅しに屈しないことが大切です。面倒だからと、少額でも一度でも支払ってしまうと、次から次へとターゲットにされるため危険です。

家族に言い出せないこわさ

アダルトサイト詐欺の場合は特に、アダルトサイトを閲覧したことや、似たようなサイトを閲覧したことなどが家族や周囲の人にバレてしまうのが恥ずかしいとして、相談できないことが被害拡大につながっています。最近では、アダルトサイトを開くと「カシャッ」とシャッター音がして、閲覧していた人の顔写真を撮ったというものもあるようです。もちろんこれは詐欺ですが、証拠写真が流出するのを恐れて支払ってしまう人がいます。家族や友達に相談しにくい場合は、消費者センターなどを利用して相談してみるのも1つの手です。本当に支払わなければならないお金なのか?詐欺ではないのか?という点を疑い、「NO」と言えることが大切です。

恥ずかしさよりも巻き込まれないことを優先して

アダルトサイト詐欺やワンクリック詐欺に巻き込まれてしまった場合、相談するのが恥ずかしいと思う方が大勢います。しかし、一度巻き込まれてしまうと、より深く詐欺のターゲットとして狙われてしまうこともあります。一時の恥かしさは話のネタとして笑い話に変えて周囲に相談し、詐欺に巻き込まれないように注意しましょう。

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